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第4章 TypeLessで考えと指示を素早く入力する

TypeLessはAIの代わりではなく、AIへの入力を速くする

Section titled “TypeLessはAIの代わりではなく、AIへの入力を速くする”

TypeLessは、Windows上のさまざまなアプリへ音声で文章を入力するためのツールです。公式には、言いよどみや繰り返しの整理、文章の整形、選択した文章への音声による編集などが紹介されています。

大学課題では、キーボードで長い依頼を書く負担を減らせます。

  • 課題について自分が考えたことを話す
  • Workへ渡す依頼を音声で作る
  • Codexのメモファイルへ本人の視点を追加する
  • AIが作った原稿の違和感と修正内容を伝える
  • 発表で話したい内容を先に音声化する

製品情報確認日: 2026-08-03

向いている入力、確認が必要な入力

Section titled “向いている入力、確認が必要な入力”
向いている入力後に特に確認する
長い背景説明薬剤名、疾患名、専門用語
自分の考えや疑問数値、単位、日付
修正したい理由著者名、論文名、URL
発表の話し言葉引用文、参考文献情報

音声入力は、考える工程を省くものではありません。頭の中にある内容を、AIやファイルへ渡しやすい形にする道具です。

考えがまとまっていなくても、そのまま話す

Section titled “考えがまとまっていなくても、そのまま話す”

音声入力の前に、きれいな文章を頭の中で完成させる必要はありません。疑問、迷い、残したい表現を自由に話し、整理方法をAIへ相談できます。

プロンプト例
これから課題について考えていることを、まとまっていないまま話します。
話し終わったら、勝手にレポート本文へせず、
「自分の意見」「疑問」「調べること」「修正したいこと」に分けてください。
意味が分からない部分は推測せず、質問してください。

整理結果をWorkへ渡せば、本人のメモを残したまま文書やスライドへ反映できます。TypeLessは完成文を作る道具ではなく、本人の材料をAIの作業環境へ持ち込む入口になります。

大学生が自由に話した考えをAIがメモ、疑問、調査項目、構成案へ整理する様子
話す段階では順序を気にせず、AIへ渡した後に用途別の材料へ整理します。

整理する4種類の具体例は、図の直前にあるプロンプトで確認します。図は「話す→整理する→本人が確認する→成果物へ反映する」という流れに絞っています。

ハンズオン 本人の考えをCodexへ渡す

Section titled “ハンズオン 本人の考えをCodexへ渡す”

Codexの課題フォルダにあるmy-ideas.mdを開き、TypeLessで次の内容を話します。

患者説明で最も大切だと思うこと
AIが作った案で分かりにくいと感じたところ
自分なら発表でどのように説明するか
レポートとスライドに追加したい視点

入力後は、TypeLessの文章をそのまま完成稿として扱わず、本人のメモとして保存します。次にCodexへ、ほかの資料と区別して使わせます。

プロンプト例
my-ideas.mdは私自身の考えを記録したメモです。
この内容を優先して、レポート原稿とスライド構成の修正案を示してください。
資料で確認できる事実と、私の意見が混ざらないように分けてください。
まだファイルは変更しないでください。

「もっと良くして」だけでは、必要のない部分まで変わることがあります。TypeLessなら、画面を見ながら具体的な違和感を続けて話せます。

プロンプト例
スライド3は情報量が多く、患者向けの説明として読みにくいです。
血圧の数値と受診の目安は残してください。
専門用語の説明を短くし、一枚に一つのメッセージになる案を出してください。
ほかのスライドは変更しないでください。
  • WindowsでTypeLessを起動できるか
  • マイクが正しく選択されているか
  • 入力先のアプリと欄が合っているか
  • 学校や課題の情報を音声入力してよい環境か
  • 認識結果を送信前に読み返したか

実在患者の情報は研修では使用しません。周囲に聞かれたくない内容を話す場所にも注意します。

TypeLessを使わないほうがよい場面

Section titled “TypeLessを使わないほうがよい場面”
  • 正確な参考文献情報を一文字ずつ入力する
  • 数式や表を直接作る
  • 静かな場所で声を出せない
  • 短い修正で、キーボードのほうが速い

この場合は、コピー、キーボード、Windows音声入力などへ切り替えます。

公式資料: