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Raspberry Pi Pico W ではじめるDX入門

~クラウドと連携してスマホで確認~

このページは、本テキストの第0章に相当する研修案内です。 研修の目的、章構成、2日間の進行、テキストの読み方を確認してから、 第1章へ進みます。

公開範囲について

本サイトでは、この研修案内と第1章から第9章までを公開しています。 第10章以降は章名と概要を掲載していますが、 本文は関係者向けの閲覧制限を設定しています。

本研修では、Raspberry Pi Pico Wを使い、センサーで測定した値を取得し、 ネットワークを通じて記録・可視化するまでの流れを体験します。

電子工作やプログラミングを網羅的に学ぶ講座ではありません。 入力、処理、出力、通信を少しずつ組み合わせ、 現場の状態をデータとして捉え、判断や行動へ結び付ける考え方を学びます。

プログラミングや電子工作が初めての方も、 講師と一緒に完成済みのサンプルを動かしながら進めます。

  • Windowsの基本操作ができる方
  • 電子工作やプログラミングを初めて経験する方
  • センサー、IoT、クラウドの関係を知りたい方
  • 現場改善や業務の可視化に関心がある方

プログラミング経験は問いません。

研修終了時に、次の内容を説明または実演できることを目指します。

  1. センサー、Pico W、ネットワーク、クラウドの役割を説明できる
  2. Pico Wへ電子部品やセンサーを接続し、入出力を確認できる
  3. 取得した値から状態を判定できる
  4. ポーリングと割り込みによる処理の違いを説明できる
  5. Pico WをWi-Fiへ接続し、PCのブラウザーからLEDを操作できる
  6. センサーデータをクラウドへ送り、表やグラフで確認できる
  7. スマートフォンからデータを確認し、クラウド経由の操作を体験できる
  8. センサーデータをAIへ渡し、状況判断を支援する例を知る
  9. 取得したデータを、現場の判断や行動へ結び付けて考えられる

本テキストは、基礎編と演習編に分けず、1編を4つの部に整理します。

タイトル主な内容
第1章DXとデータ活用の仕組み取得、整理・保存、可視化、判断、行動、改善の全体像
第2章Pico Wと電子部品Pico W、ブレッドボード、使用部品、安全上の注意
第3章ThonnyとMicroPythonの準備開発環境の確認とプログラムの実行
第4章Python超入門後のサンプルコードを読むための最小限の文法
タイトル主な内容
第5章LEDで学ぶデジタル出力内蔵LEDと外付けLEDの制御
第6章スイッチ入力とポーリングデジタル入力と繰り返しによる状態確認
第7章割り込みとポーリングの比較同じ配線で2つのプログラムを比較
第8章アナログ入力とPWM出力可変抵抗、ADC、LEDの明るさ制御
第9章温湿度の測定と状態判定センサーデータの取得、表示、条件判定
タイトル主な内容
第10章🔒 Wi-FiとIPアドレスWi-Fi接続とネットワーク上の役割
第11章🔒 Pico WのWebサーバーPCのブラウザーからPico WのLEDを操作

第4部 クラウドで記録・操作し、AI活用を考える

Section titled “第4部 クラウドで記録・操作し、AI活用を考える”
タイトル主な内容
第12章🔒 Googleスプレッドシートへのデータ記録センサーデータの蓄積とグラフ表示
第13章🔒 クラウドサービスとスマートフォン操作研修用クラウドサービスを介したLED操作
第14章🔒 センサーデータとローカルAI温湿度と明るさを使った状況判断の講師デモ
第15章🔒 システム全体の確認とDX活用構成の整理、条件変更、現場での活用検討

第13章は、受講者ごとのクラウドアカウント作成を避けるため、 全員で利用できる研修専用のクラウドサービスを扱います。 第14章は、講師が準備した完成機材とローカルLLMを使用する デモ形式で実施します。

サービス構築と実機検証の結果は、 第13章以降の具体的な手順と教材へ反映します。

日程時間帯主な範囲
第1日午前第1~5章:全体像、Pico W、開発環境、Python、LED
第1日午後第6~9章:スイッチ、割り込み、ADC、PWM、温湿度
第2日午前第10~11章:Wi-Fi、IPアドレス、Webサーバー
第2日午後第12~15章:データ記録、クラウド操作、AIデモ、全体確認

進行状況に応じて、一部を講師デモまたは研修後の発展項目へ切り替える場合があります。

各章では、内容に応じて次の進め方を使い分けます。

  • 一緒に操作:講師と同じ手順で配線や操作を行います
  • 確認作業:完成済みのサンプルを動かし、結果を読み取ります
  • 変更してみる:数値や条件を一部変更し、結果の違いを確かめます
  • 講師デモ:仕組みと実行結果を中心に確認します
  • 発展:時間がある場合または研修後に取り組みます

コードをすべてゼロから入力することは求めません。 初めて登場する重要部分と、変更する箇所を中心に確認します。

  • 章の冒頭で、目的、使用部品、開始時の状態を確認します
  • 配線は、接続表、回路図、実機写真などを併用して確認します
  • 分からなくなった場合は、章末のまとめとトラブル確認へ戻ります
  • 「発展」は、研修中に実施しない場合もあります

それでは、第1章 DXとデータ活用の仕組みから始めます。