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第1章 初めてのC#プログラミング

この章では、Visual Studio 2022を使って、初めてのC#コンソールアプリを作成します。

C#の文法を本格的に学ぶ前に、まずは次の流れを体験します。

プロジェクトを作成する
C#のコードを書く
プログラムを実行する
実行結果を確認する
エラーがあれば修正する
Gitに提出する

この章の目的は、C#を完璧に理解することではありません。

まずは、Visual Studio 2022でC#プログラムを作成し、実行できるようになることを目指します。


この章でできるようになること

Section titled “この章でできるようになること”

この章を終えると、次のことができるようになります。

  • Visual Studio 2022でC#のコンソールアプリを作成できる
  • .NET 8 を対象にしたプロジェクトを作成できる
  • ソリューションとプロジェクトの違いをおおまかに説明できる
  • Program.cs を編集できる
  • class ProgramMain メソッドの役割をおおまかに説明できる
  • Console.WriteLine を使って文字を表示できる
  • using ディレクティブの役割をおおまかに説明できる
  • Visual Studio 2022でプログラムを実行できる
  • ブレークポイントを設定し、1行ずつ実行できる
  • C#で簡単な数値計算を表示できる
  • よくある入力ミスやエラーを確認できる
  • 作成したプログラムをGitに提出できる

本章では、次の環境を使用します。

項目内容
開発環境Visual Studio 2022
プロジェクト種類コンソール アプリ
対象フレームワーク.NET 8
言語C#
提出方法Git

補足:本研修で使用するコード形式

本研修では、C#のプログラム構造を理解しやすくするため、class Programstatic void Main() を明示する形式で学習します。

Visual Studio 2022のテンプレートでは、短く書ける形式のコードが自動生成される場合があります。しかし、本研修では、クラス、メソッド、プログラムの開始地点を意識するため、あえて省略しない書き方を使用します。

この書き方に慣れておくと、既存システムのコードを読むときや、Javaなど他の言語を学習するときにも役立ちます。


作業を始める前に、次の内容を確認してください。

  • Visual Studio 2022を起動できる
  • 作業用フォルダの場所を確認している
  • Gitの提出先を確認している
  • キーボード入力を半角英数字に切り替えられる
  • 日本語入力がON/OFFになることを確認している
  • この章のプロジェクト名を確認している

この章では、次のプロジェクト名を使用します。

Chapter01_FirstCSharp

作業フォルダは、研修で指定された場所を使用してください。

例:

C:\Training\CSharp

C#では、画面に文字を表示するために Console.WriteLine を使います。

まずは、次のようなプログラムを作成します。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("C#研修を開始します。");
Console.WriteLine("Visual Studio 2022でプログラムを実行しました。");
}
}

このプログラムを実行すると、次のように表示されます。

C#研修を開始します。
Visual Studio 2022でプログラムを実行しました。

この段階では、コードのすべてを理解できなくても構いません。

まずは、次のことを確認してください。

  • プログラムを書く場所がある
  • 入力した内容を実行できる
  • Console.WriteLine を使うと文字を表示できる
  • 文字は " で囲む
  • 命令の最後には ; を付ける

Console.WriteLine は、コンソール画面に文字や数値を表示するための命令です。

Console.WriteLine("こんにちは");

このコードを実行すると、次のように表示されます。

こんにちは

WriteLineLine は「行」を意味します。
つまり、Console.WriteLine は「コンソールに1行表示する」と考えるとよいです。


" で囲んだ文字のまとまりを、文字列と呼びます。

"こんにちは"
"C#研修を開始します。"
"Visual Studio 2022"

文字列は、後の章でもよく使います。

注意

C#のコード内で使う " は、半角のダブルクォーテーションです。 日本語入力中に のような記号が入力されると、エラーの原因になります。


1-2 プロジェクトとソリューション

Section titled “1-2 プロジェクトとソリューション”

Visual Studio 2022を起動します。

起動すると、通常はスタート画面が表示されます。

スタート画面では、主に次の操作を行えます。

  • 新しいプロジェクトの作成
  • 既存のプロジェクトやソリューションを開く
  • 最近開いたプロジェクトを開く

この章では、新しくC#のプロジェクトを作成します。

TODO: 図1-1「Visual Studio 2022のスタート画面」を挿入する


新しいプロジェクトを作成する

Section titled “新しいプロジェクトを作成する”

次の手順でプロジェクトを作成します。

  1. Visual Studio 2022を起動します。
  2. 「新しいプロジェクトの作成」をクリックします。
  3. 検索欄に コンソール と入力します。
  4. 言語が C#コンソール アプリ を選択します。
  5. 「次へ」をクリックします。

TODO: 図1-2「新しいプロジェクトの作成」を挿入する
TODO: 図1-3「コンソール アプリの選択画面」を挿入する

テンプレートには似た名前のものがあります。

研修では、基本的に次のテンプレートを選択します。

コンソール アプリ
C#
.NET

コンソール アプリ (.NET Framework) というテンプレートが表示される場合もありますが、本研修では使用しません。


プロジェクト名と保存場所を指定する

Section titled “プロジェクト名と保存場所を指定する”

次のように入力します。

項目入力例
プロジェクト名Chapter01_FirstCSharp
場所研修で指定された作業フォルダ
ソリューション名Chapter01_FirstCSharp

例:

C:\Training\CSharp\Chapter01_FirstCSharp

プロジェクト名には、日本語や空白を使わず、半角英数字を使うことをおすすめします。

良い例:

Chapter01_FirstCSharp
HelloApp
TrainingMessageApp

避けたい例:

第1章のプログラム
Hello App
C#練習

日本語や空白を含む名前でも動作することはありますが、コマンドプロンプトやGitで扱うときにトラブルになる場合があります。

TODO: 図1-4「プロジェクト名と保存場所の入力画面」を挿入する


フレームワークの選択画面では、次を選択します。

.NET 8.0

本研修では、対象フレームワークを .NET 8 に統一します。

TODO: 図1-5「.NET 8.0の選択画面」を挿入する

Visual Studioの画面に、次のような項目が表示される場合があります。

最上位レベルのステートメントを使用しない

または英語で、

Do not use top-level statements

本研修では、class Programstatic void Main() を明示した形式で学習します。

そのため、研修環境でこの項目が表示される場合は、講師の指示に従ってください。


ソリューションとプロジェクト

Section titled “ソリューションとプロジェクト”

Visual Studioでは、よく次の2つの言葉が出てきます。

用語意味
ソリューション複数のプロジェクトをまとめる入れ物
プロジェクト1つのアプリケーションや部品を作る単位

最初は、次のように考えてください。

ソリューション
└─ プロジェクト
└─ C#のソースコード

今回作るような小さなコンソールアプリでは、1つのソリューションの中に1つのプロジェクトだけが入ります。

しかし、実際の開発では、1つのソリューションの中に複数のプロジェクトが入ることがあります。

例:

EmployeeManagement.sln
├─ EmployeeManagement.Web
├─ EmployeeManagement.Desktop
└─ EmployeeManagement.Common

今の段階では、次の理解で十分です。

ソリューションは全体の入れ物
プロジェクトは実際のアプリを作る単位

1-3 入力したプログラムを理解しよう

Section titled “1-3 入力したプログラムを理解しよう”

プロジェクトを作成すると、Visual Studioの右側に ソリューション エクスプローラー が表示されます。

その中に、次のファイルがあります。

Program.cs

Program.cs は、最初に編集するC#のソースコードファイルです。

TODO: 図1-6「ソリューションエクスプローラーとProgram.cs」を挿入する

Program.cs を開き、次のコードに置き換えてください。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("C#研修を開始します。");
Console.WriteLine("Visual Studio 2022でプログラムを実行しました。");
}
}

入力できたら、保存します。

Ctrl + S

次のいずれかの方法で実行します。

F5キーを押す

または、

画面上部の開始ボタンをクリックする

TODO: 図1-7「実行ボタンの位置」を挿入する

実行すると、コンソール画面に次のように表示されます。

C#研修を開始します。
Visual Studio 2022でプログラムを実行しました。

TODO: 図1-8「コンソールの実行結果」を挿入する


ここで、入力したコードを少しずつ見ていきます。


using System;

これは、System という名前空間に含まれる機能を使いやすくするための記述です。

今は、Console.WriteLine を短く書くための準備だと考えてください。


class Program
{
}

class Program は、Program という名前のクラスを定義しています。

クラスについては後の章で詳しく学びます。

この章では、次のように理解してください。

class Program は、C#の処理をまとめる入れ物

C#では、多くの処理をクラスの中に書きます。


static void Main()
{
}

Main は、プログラムを実行したときに最初に呼び出される特別なメソッドです。

メソッドとは、処理をまとめたものです。

この章では、次のように理解してください。

Mainメソッドは、プログラムの開始地点

staticvoid の詳しい意味は、後の章で学びます。

今は、C#のコンソールアプリでは、Main の中に最初に実行したい処理を書く、と理解しておきましょう。


Console.WriteLine("C#研修を開始します。");

これは、コンソール画面に文字を表示する命令です。

" で囲まれた部分が表示されます。


Console.WriteLine("C#研修を開始します。");

C#では、多くの命令の最後に ; を付けます。

セミコロンは、「この命令はここで終わりです」という目印です。


C#では、// から行末までがコメントになります。

// 画面にメッセージを表示する
Console.WriteLine("C#研修を開始します。");

コメントは、プログラムの動作には影響しません。

コメントは、コードの意味や意図を説明するために使います。

ただし、すべての行にコメントを書く必要はありません。


1-4 usingディレクティブを使って簡略化

Section titled “1-4 usingディレクティブを使って簡略化”

using System; を書かない場合、Console.WriteLine は次のように書く必要があります。

class Program
{
static void Main()
{
System.Console.WriteLine("usingを使わずに表示しています。");
}
}

System.Console.WriteLine と書くことで、System の中にある Console を使うことを明示しています。


先頭に using System; を書くと、次のように短く書けます。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("usingを使って短く書いています。");
}
}

どちらも画面に文字を表示できます。

書き方特徴
System.Console.WriteLine(...)どこの機能かを直接書いている
Console.WriteLine(...)using System; によって短く書いている

using は、よく使う機能を短く書けるようにするための準備です。

今後、次のような using が登場します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;

最初からすべての意味を覚える必要はありません。

この章では、次のように理解してください。

usingは、よく使う機能を短い名前で使うための宣言

エラーになる例:usingがないのに短く書く

Section titled “エラーになる例:usingがないのに短く書く”

次のコードは、環境によってはエラーになります。

class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("こんにちは");
}
}

using System; がなく、Console の場所が分からないためです。

この場合は、次のどちらかで修正します。

方法1:using System; を追加する

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("こんにちは");
}
}

方法2:System.Console.WriteLine と書く

class Program
{
static void Main()
{
System.Console.WriteLine("こんにちは");
}
}

1-5 デバッグ機能を使って実行順序を確かめてみよう

Section titled “1-5 デバッグ機能を使って実行順序を確かめてみよう”

デバッグとは、プログラムの動きを確認し、問題の原因を探す作業です。

プログラムは基本的に上から順番に実行されます。

しかし、コードを見ているだけでは、実行順序や変数の中身が分かりにくいことがあります。

Visual Studioのデバッグ機能を使うと、プログラムを途中で止めたり、1行ずつ実行したりできます。


デバッグ用のコードを入力する

Section titled “デバッグ用のコードを入力する”

Program.cs を次のように変更してください。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("1行目:プログラムを開始します。");
Console.WriteLine("2行目:C#のコードを実行しています。");
Console.WriteLine("3行目:プログラムを終了します。");
}
}

ブレークポイントとは、プログラムを一時停止する場所です。

設定手順は次の通りです。

  1. Console.WriteLine("1行目:プログラムを開始します。"); の行を探します。
  2. その行の左側の余白をクリックします。
  3. 赤い丸が表示されます。

この赤い丸がブレークポイントです。

TODO: 図1-9「ブレークポイントを設定した画面」を挿入する


次の方法でデバッグ実行します。

F5

または、画面上部の開始ボタンをクリックします。

プログラムが実行され、ブレークポイントの行で一時停止します。

一時停止している行には、黄色い矢印が表示されます。

黄色い矢印は、次に実行される行を表します。

TODO: 図1-10「デバッグ中の黄色い矢印」を挿入する


一時停止した状態で、次のキーを押します。

F10

F10 は、ステップオーバーと呼ばれる操作です。

押すたびに、プログラムが1行ずつ進みます。

次のことを確認してください。

  • プログラムが上から順番に実行される
  • Console.WriteLine が実行されるたびに表示が増える
  • まだ実行されていない行は表示されない

デバッグを終了するには、次のいずれかを行います。

Shift + F5

または、画面上部の停止ボタンをクリックします。


この章で確認してほしいデバッグ操作

Section titled “この章で確認してほしいデバッグ操作”

この章では、次の操作ができれば十分です。

  • ブレークポイントを設定できる
  • F5でデバッグ実行できる
  • 黄色い矢印の意味を確認できる
  • F10で1行ずつ実行できる
  • Shift + F5でデバッグを終了できる

C#では、数値の計算もできます。

Program.cs を次のように変更してください。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine(100 + 5);
Console.WriteLine(100 - 5);
Console.WriteLine(100 * 5);
Console.WriteLine(100 / 5);
}
}

実行結果は次のようになります。

105
95
500
20

数値の計算に使う記号を、算術演算子と呼びます。

演算子意味結果
+足し算100 + 5105
-引き算100 - 595
*掛け算100 * 5500
/割り算100 / 520

掛け算は × ではなく * を使います。

割り算は ÷ ではなく / を使います。


次の2つを比べてください。

Console.WriteLine(100 + 5);
Console.WriteLine("100 + 5");

実行結果は次のようになります。

105
100 + 5

1行目は、数値として計算されます。

2行目は、" で囲まれているため、文字列としてそのまま表示されます。

コード実行結果理由
Console.WriteLine(100 + 5);105数値として計算される
Console.WriteLine("100 + 5");100 + 5文字列としてそのまま表示される

この違いは、今後とても重要になります。


C#では、算数と同じように、掛け算や割り算が先に計算されます。

Console.WriteLine(10 + 2 * 3);

実行結果は次のようになります。

16

2 * 3 が先に計算されるためです。

先に足し算をしたい場合は、丸かっこを使います。

Console.WriteLine((10 + 2) * 3);

実行結果は次のようになります。

36

1-7 C#のコードを入力するうえでの注意点

Section titled “1-7 C#のコードを入力するうえでの注意点”

C#では、大文字と小文字を区別します。

次のコードは正しく動作します。

Console.WriteLine("正しく表示されます。");

一方、次のコードはエラーになります。

console.writeline("エラーになります。");

ConsoleWriteLine の大文字・小文字が正しくないためです。


C#では、多くの命令の最後に ; を書きます。

正しい例:

Console.WriteLine("セミコロンがあります。");

エラーになる例:

Console.WriteLine("セミコロンがありません。")

セミコロンを忘れると、ビルドエラーになります。


プログラムでは、記号は基本的に半角で入力します。

特に、次の記号は間違いやすいです。

正しい半角間違いやすい全角
"“ ”
;
(
)
{
}

日本語入力がONになっていると、全角記号が入力されることがあります。

コードを書くときは、基本的に英数字入力に切り替えてください。


C#では、{} の対応が重要です。

class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("かっこの対応を確認します。");
}
}

このコードには、次のまとまりがあります。

class Program のまとまり
└─ Mainメソッドのまとまり
└─ Console.WriteLine の命令

{ を書いたら、対応する } が必要です。

Visual Studioでは、対応するかっこを強調表示してくれることがあります。


インデントとは、行の先頭に空白を入れて、コードの構造を見やすくすることです。

読みやすい例:

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("読みやすいコードです。");
}
}

読みにくい例:

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("読みにくいコードです。");
}
}

どちらも動く場合がありますが、読みやすさが大きく違います。

プログラムは、自分だけでなく他の人も読みます。

そのため、読みやすい形で書くことが大切です。


Visual Studioには、コードを自動的に整える機能があります。

次のショートカットを使います。

Ctrl + K を押したあと、Ctrl + D

この操作を行うと、ファイル全体のインデントが整えられます。

うまく整形できない場合、かっこの対応が崩れている可能性があります。


1-8 作成したプログラムをコマンドプロンプトから実行する

Section titled “1-8 作成したプログラムをコマンドプロンプトから実行する”

Visual Studio以外からも実行できる

Section titled “Visual Studio以外からも実行できる”

これまで、Visual Studioの実行ボタンからプログラムを実行しました。

しかし、作成したプログラムはVisual Studioの外からも実行できます。

ここでは、コマンドプロンプトから実行する方法を確認します。


プロジェクトフォルダをエクスプローラーで開きます。

そのフォルダのアドレスバーに次を入力します。

cmd

Enterキーを押すと、そのフォルダを開いた状態でコマンドプロンプトが起動します。

TODO: 図1-11「プロジェクトフォルダでコマンドプロンプトを開く」を挿入する


コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

Terminal window
dotnet run

このコマンドは、プロジェクトをビルドして実行します。

実行例:

C#研修を開始します。
Visual Studio 2022でプログラムを実行しました。

TODO: 図1-12「コマンドプロンプトでdotnet runを実行した画面」を挿入する


dotnet run を実行するには、プロジェクトファイルがあるフォルダにいる必要があります。

プロジェクトファイルは、拡張子が .csproj のファイルです。

例:

Chapter01_FirstCSharp.csproj

コマンドプロンプトで次のような場所にいる場合、

C:\Training\CSharp\Chapter01_FirstCSharp>

その中に .csproj ファイルがあれば、dotnet run を実行できます。


次のようなメッセージが表示される場合があります。

Couldn't find a project to run.

この場合、今いるフォルダに .csproj ファイルがない可能性があります。

対応方法:

1. エクスプローラーでプロジェクトフォルダを確認する
2. .csprojファイルがあるフォルダを開く
3. その場所でコマンドプロンプトを開き直す
4. dotnet runを実行する

この章でよくあるつまずきを確認します。

つまずき原因対応
コンソールアプリが作れないテンプレート選択を間違えているC#コンソール アプリ を選び直す
フレームワークが違う.NET Framework を選んでいる.NET 8.0 を選択する
Program.cs が見つからないソリューションエクスプローラーを見ていない右側のソリューションエクスプローラーを確認する
実行しても思った結果にならない保存していない、または別のプロジェクトを実行しているCtrl + S で保存し、実行対象を確認する
Console に赤い波線が出る大文字小文字の誤り、または using System; がないConsole.WriteLine の綴りと using System; を確認する
セミコロンのエラーが出る行末の ; がない命令の最後に ; を付ける
かっこのエラーが出る{} の対応が崩れているインデントを整え、対応するかっこを確認する
dotnet run が失敗する.csproj があるフォルダで実行していないプロジェクトフォルダでコマンドプロンプトを開く
Gitでpushできないリポジトリや接続先の設定が違う自己判断で繰り返さず、講師に確認する

次の項目について、自分で説明できるか確認してください。

  • Visual Studio 2022で新しいプロジェクトを作成できる
  • .NET 8.0 を選択できる
  • ソリューションとプロジェクトの違いを説明できる
  • Program.cs が何のためのファイルか説明できる
  • class Program が何を表しているか、おおまかに説明できる
  • Main メソッドがプログラムの開始地点であることを説明できる
  • Console.WriteLine を使って文字を表示できる
  • using System; の役割をおおまかに説明できる
  • ブレークポイントを設定できる
  • F10で1行ずつ実行できる
  • C#で簡単な数値計算を表示できる
  • コード内の全角記号に注意できる
  • dotnet run でプログラムを実行できる

研修の進め方によっては、隣の人またはチーム内で説明確認を行います。

次の内容を、自分の言葉で説明してください。

  1. Console.WriteLine は何をする命令ですか。
  2. Main メソッドは何のためにありますか。
  3. ソリューションとプロジェクトの違いは何ですか。
  4. C#で大文字と小文字を間違えるとどうなりますか。
  5. dotnet run はどこで実行する必要がありますか。

説明するときは、完全な答えでなくても構いません。
自分の言葉で説明しようとすることが大切です。


この章の演習課題に取り組みます。

制限時間は 30分 です。

時間内にすべて完成しなくても構いません。
できたところまでを保存し、Gitに提出してください。

提出について

制限時間になったら、完成・未完成に関わらず作業を止めます。 できたところまでをGitにcommitし、pushしてください。 未完成の場合は、どこまでできたかを報告できるようにしておきましょう。


まずは、全員が必須課題に取り組んでください。


次のような内容を表示するプログラムを作成してください。

私の名前は山田太郎です。
C#の学習を始めました。
Visual Studio 2022を使っています。

ただし、名前は自分の名前に変更してください。


課題1-2 研修開始メッセージを表示する

Section titled “課題1-2 研修開始メッセージを表示する”

次の条件を満たすプログラムを作成してください。

条件:

  • 3行以上のメッセージを表示する
  • Console.WriteLine を3回以上使う
  • コメントを1行以上書く

実行結果例:

C#研修へようこそ。
この章では、初めてのC#プログラムを作成します。
まずはプログラムを実行できるようになりましょう。

次の計算結果を表示してください。

120 + 30
120 - 30
120 * 30
120 / 30

実行結果は次のようになります。

150
90
3600
4

必須課題が終わった人は、発展課題に取り組んでください。


課題1-4 文字列と計算の違いを確認する

Section titled “課題1-4 文字列と計算の違いを確認する”

次の2つを両方表示してください。

Console.WriteLine(50 + 20);
Console.WriteLine("50 + 20");

実行結果を確認し、なぜ違う結果になるのかをメモしてください。


課題1-5 デバッグで実行順序を確認する

Section titled “課題1-5 デバッグで実行順序を確認する”

次のプログラムを入力し、1行目の Console.WriteLine にブレークポイントを設定してください。

using System;
class Program
{
static void Main()
{
Console.WriteLine("開始");
Console.WriteLine("処理中");
Console.WriteLine("終了");
}
}

次の操作を行ってください。

  1. ブレークポイントを設定する
  2. F5でデバッグ実行する
  3. F10で1行ずつ進める
  4. 表示結果がどのタイミングで増えるか確認する

課題1-6 研修開始メッセージアプリ

Section titled “課題1-6 研修開始メッセージアプリ”

次の条件を満たすコンソールアプリを作成してください。

条件:

  • アプリ名は TrainingMessageApp とする
  • 5行以上のメッセージを表示する
  • 文字列の表示を3回以上使う
  • 数値計算の表示を2回以上使う
  • コードのインデントを整える
  • コメントを1行以上書く

実行結果例:

C#研修へようこそ。
このアプリは第1章の発展課題です。
今日の学習内容は、表示、実行、デバッグです。
100 + 25 の結果:
125
50 * 4 の結果:
200

実行結果は完全に同じでなくても構いません。
ただし、条件を満たすように作成してください。


課題が終わったら、できたところまでをGitに提出します。

まず、現在の状態を確認します。

Terminal window
git status

変更されたファイルを追加します。

Terminal window
git add .

コミットします。

Terminal window
git commit -m "Chapter01 初めてのC#プログラミング"

ファイルサーバー上のリポジトリへpushします。

Terminal window
git push

Gitの操作でエラーが出た場合は、自己判断で同じ操作を繰り返さず、講師に確認してください。


提出前に、次の項目を確認してください。

  • プログラムをVisual Studioから実行できる
  • コマンドプロンプトから dotnet run で実行できる
  • Console.WriteLine を使って文字を表示している
  • 数値計算の結果を表示している
  • セミコロンの付け忘れがない
  • 全角記号が混ざっていない
  • インデントが整っている
  • エラーが残っていない、または未解決箇所を説明できる
  • Gitにcommitしている
  • Gitにpushしている

この章では、Visual Studio 2022を使って、初めてのC#コンソールアプリを作成しました。

この章で学んだ主な内容は次の通りです。

  • C#では Console.WriteLine を使って文字や数値を表示できる
  • Visual Studio 2022では、ソリューションとプロジェクトを使ってプログラムを管理する
  • 本研修では .NET 8 を使用する
  • Program.cs はC#のソースコードを書くファイルである
  • class Program は処理をまとめるクラスである
  • Main メソッドはプログラムの開始地点である
  • using System; を使うと、Console.WriteLine を短く書ける
  • ブレークポイントとF10を使うと、プログラムを1行ずつ確認できる
  • C#では数値計算もできる
  • 大文字小文字、セミコロン、かっこの対応、全角記号に注意する
  • 作成したプログラムは dotnet run でコマンドプロンプトから実行できる
  • 課題は、できたところまでGitに提出する

次章では、変数を学習します。

変数を使うと、数値や文字列を一時的に保存し、後の処理で利用できるようになります。